Conversation about the kingdom of fire

Ideas NOT worth spreading、お前の悪口、そしてお前の肉親の悪口

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ソフトウェア、ハードウェア、アラン・ケイ

Raspberry Piを買ったよ。 システムエンジニア、SIerの経験が長いということは、言葉は悪いけれど、街で一番安っぽい年老いた街娼という意味とほぼ同義である。私もそのような者なのだけれど、いくら勉強してもハードウェアのこと、オペレーティングシステム…

バクラ、響鬼、高円寺びっくり大道芸

大学生の頃、変なご縁でフィリピン人のニューハーフさん達(タガログ語では"バクラ"と呼ぶそうだ)が歌い踊るパブでバイトしていたことがある。そこでの思い出は沢山あり、昔Blog等で書いたような気がするが、兎も角。そこは女の人が接客するようなお店から出…

狂気、ソーシャルスタイル、即ちドストエフスキー

お前に許された発言は2つだけだ。まずは"はい"。そして"頑張ります"。以上だ。 ……これはある大炎上プロジェクトでご一緒したエンジニアの方が先輩に言われた言葉だそうだ。ある夏の暑い日、彼と野外喫煙所で話していると、ふと彼が遠くを見やった。"あそこで…

Vote with a Bullet

私なりの選挙の愉悦を記する。何と言っても選挙公報だ。複数人でキャッキャ言いながらやるとより楽しい。 まずは減点方式で行く。突出した泡沫候補を探して消す。善悪の彼岸にいるような、殆ど狂気の沙汰のような候補が一人か二人はいるはずだ。例えば手書き…

Nein! Abuse Asylum

元気に風邪で自らのカルマを落とす修行をしているのだが<Doctor Slaughter>に会いに行かねばならないため、泣く泣く外出する。ついでに循環器内科の先生のところに寄ってお薬を頂く。この先生、私については「あー」と「お薬出しますね」くらいしか言わな…

炎、ファシリテーション、即ちZEN 下

著者、ラリー・ドレスラーによるとファシリテーターとは在りかつ在らぬ者、対象a、充溢した虚無、つまり田村ゆかり的なるものを指しているように思われる。彼もまたゆかり王国の臣民であるのだ。田村ゆかりとはZENなのだ、否、ZENとは畢竟、田村ゆかりなのだ…

炎、ファシリテーション、即ちZEN 上

『プロフェッショナル・ファシリテーター』(原題:『Standing in the fire』)の要約を試みようと思う。ユダヤ的知性に裏打ちされているからか議論は螺旋を描いて深化していく。要するに正確な要約など端から無理である。ここでは先に挙げた6つのガイドライン…

病魔、Perfume、即ちアンサンブル

無事再就職先も決まったので安心して風邪をひいている。 私は年4回、季節の変わり目に必ず重症の風邪をひくことにしている。流儀として。人間よ、自然に還れ。時とアンサンブルを奏でよ。何年も風邪をひいたことがないという人も周囲におられるが理解が出来…

精神の器、復職、人間界

精神の器が割れた人ごっこにも飽きが来たため、就職活動を行っている。<Doctor Slaughter>によると3月5日時点ですでに就業可能だったらしい。言えよ。履歴書や業務経歴書、スキルシート(システムエンジニアはそのような烙印を背負って生きる)をまとめて、…

Sound Horizon ZEN

諸賢はSound Horizonを説明出来るだろうか? "さぁ、歌ってごらん" 先述の"Mad Marketing Massacre Vol.2"で何かしらレヴィナスおじさんへ向けてカチカチとピースがはまるような感覚があったのだけど、それが何かに似ているな、と思ったらSound Horizonだっ…

Manta <TENGU> 鼻男

「刺さる詞を書け」とはバンド界隈でよく言われることらしい。どんなにいい事を言っていても口ずさみたくなるような、耳に残るフレーズじゃないと意味がない、ということだ。早速だが<TENGU>が所属しているMantraというバンドの"鼻男"を何度か視聴したらほ…

Mad Marketing Massacre Vol.2

TA(Teaching Assistant)として行いたいのはスクラムマスター的な立ち回り、すなわちコーチングと奉仕、ファシリテーションなのだが、ファシリテーションがよく分からない。どうせそんなに複雑なツールじゃないだろうと舐めて掛かったら痛い目にあった。『プ…

ジョミニ、クラウゼヴィッツ、そしてマーケティング

『マーケティング戦争』という本が面白かったのでご紹介したい。この本はクラウゼヴィッツの『戦争論』を下地にしてマーケティング時における様々な戦術と戦略を紹介している(酔狂だなあ)。後半は実際に起こったシェア争いの歴史が盛り沢山で、単なる読み物…

天狗、中本、或いはサルミアッキ

福岡の畏友が上京するらしいとのことで歓待の儀を執り行った。天狗をトレードマークにしているため、以下<TENGU>と呼称する。なお、彼の知人が民俗学で天狗の研究をしていたらしく、どうも天狗は便器を舐めるらしいと聞いたのだが、Web上ではその証跡は確…

Let It Go

古い話になり恐縮なのだが。各所で指摘されている通り『アナと雪の女王』は「ありのままの姿を見せるのよ、なんて抜かしていると上手くいかない」という映画なのだ。よくも『ありのままで』などと改変したものだ(誤訳ですらない)。私は国外の音楽、とくにHea…

Mad Marketing Massacre Vol.1

有志によるマーケティング講座でカルマ落としとしてTAをしていることは以前書いた。今後どれだけコミットしていけるか分からないが、可能な限りアウトプットを記録していきたい。来世システムエンジニアなどに生まれてしまわぬように徳を積まねばならないか…

ワイルド スピード 新宿駅近辺ミッション

ハローワークに行くに際してスーツで武装しようと最初から決めていた。Heavy Metalのフォーマルな装いとしてのデニム、レザー、Heavy Metalパッチを着用するということは、そのまま就職する気がないということを伝えているようなものであり、私が持っている…

弁護士、現金、そして銃

鬱病だと言われても鬱病っぽくないので、もう一般化して精神的な危機と一括りにしてしまおう。この状態にある場合の楽に生き残る方法としては、下記の3つが有用であると思われるため、まとめてみる。 とにかく考えられるようにする 人的援助を得る 金銭的援…

Black Metal ZEN 或いは自己啓発ポルノ

昨年、どういう経緯からかBlack Metalのバンドでギターを担当させて頂く運びとなり、私なりに頑張っている。 当バンドは遅くて鈍いBlack Metalを標榜しており、今までBPM300弱くらいが気持ちいいよねくらいの感覚でいた私の価値観を破砕しては再構築する日々…

TED、地獄、マネジメント

TEDを観た。例の喋るホワイトトラッシュみたいな熊のぬいぐるみと、やたら物語を妨害してくるフラッシュ・ゴードンのアレじゃなくて、名プレゼン集の方だ。ベンジャミン・ザンダーを推薦されたのでそれを選んだ。なお前者の『TED』に"デブが走る音がする。想…

広告、TA、地下室の手記

某広告が差別的だという理由で配信中止になったらしい。名著、『マーケティング戦争』には<炎上戦>という戦術は紹介されていなかったが? ともあれ、差別とは不当に権限が制限されている状態であるとは周知の通り。それは何者かを打倒したり、何者かから奪…

書架、放浪、高まる意識

遍歴:法学部から転学し文学部言語学科へ、そして哲学科の研究生を経て教育学部で精神分析のゼミを受講した後半年で司書資格を取っている。学位としては言語学者ということになっている。勿論、経済学部だけはタッチしていない。私はどちらかと言えば概念を…

『アメリカンスナイパー』について下 、或いは『GROUNDLESS』って凄く面白いよ

超長距離カウンタースナイプとか、諸賢も大好きでしょう? そうでしょう? そうに違いない。 『極大射程』を引き合いに出してもいいけど、サブテキストとして『GROUNDLESS』を参照したい。『GROUNDLESS』は漫画で、これが滅法面白い。凄腕の狙撃手とそれを取…

『アメリカンスナイパー』について上、或いは予習としてのニーチェとラグビー

私はクリント・イーストウッドに詳しくない。そもそも映画自体詳しくないが、先賢がクリント・イーストウッドについて"定食屋に入ったら強面のおっさんが白米だけをゴンと出して来て、客が美味い美味いと頬張るような、そういう映画を撮る人"と称していて、…

狼、麻薬、鬱にまつわる小さな愉悦

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』が予想に反して爽快な映画だった。レオナルド・デカプリオ演じる金融マンが無様に転落していく様を嘲笑するような映画かと思っていた。しかし主人公は金銭についてよりむしろ取引に深い欲望を持ち、人間を愛するあまり…

男、女、或いは熱

『Dark Knight』は『Heat』を参照して作られたらしい。私はどちらの作品も大好きだが、こと後者に関してはうんざりするぐらい観ているつもりだった。昨今『Heat』のDVD安売りがされているらしく、BDが出る予兆かも知れないという噂もあるが、我慢出来なかっ…

スーツ、モデルデビュー、音楽性の相違

『エイリアン2』とか『第9地区』のパワーローダーってかっこいいよね。 装甲の薄いパワーローダーであるところのスーツを新調した。仕立て屋さんで私にしか着ることが出来ない、私以外の人間が身にまとうと身体が捩じ切れる、所謂オーダーメイドだ。モッズス…

<母>と闘う、或いは『ラプンツェル』って『ダイ・ハード』みたい

ブラック企業とは、ある種<母>なのではないか。 『ラプンツェル』を観たのだが、それはもう面白かった。周到に積上げられるプロットとディテール、それらの生み出すソリッドな快感が『ダイ・ハード』のようだった。キャラクターは愛らしく、髪を使ったアク…

鬱病と闘う、その戦術の一つとしてのハローワーク

鬱病であると診断されたのだが、今にしてみれば一向にその兆候がないのは何だろう。ともあれ<Doctor Slaughter>からは毎度見るだけでお腹いっぱいになるような量の錠剤を処方されている。この病気は風邪のようなものできちんと服薬していれば治るとのこと…