Conversation about the kingdom of fire

Ideas NOT worth spreading、お前の悪口、そしてお前の肉親の悪口

精神の器、復職、人間界

 精神の器が割れた人ごっこにも飽きが来たため、就職活動を行っている。<Doctor Slaughter>によると3月5日時点ですでに就業可能だったらしい。言えよ。履歴書や業務経歴書、スキルシート(システムエンジニアはそのような烙印を背負って生きる)をまとめて、面接を行って貰って……としていて色々気付いたことがあったので記する。

 

 和暦/西暦変換が面倒である。国絡みのシステムでは必ず和暦を採用する必要があるため、全く無意味な実装が溢れかえることが往々にしてあるため、その面倒さは承知しているはずだったが、いざ自分で書いてみるととんでもないストレスで、罪もない猫を石で打ちたくなる。だいたい、資格を取った時期なんて覚えているはずがない。

 

 資格や学歴等の書類は一か所にまとめておいた方がいい。司書資格の証明書がどこにあるのか探して家中ひっくり返していたらもう殺人鬼にでもなってやろうか、とすら思う。システム屋さんを続けて来たので、今回もそれに近しい職種を希望しているというのに、司書資格をアピールする必要がそもそもあるのか。

 

 私は修道女のように毎晩自らを鞭打ち、罪を贖うタイプなのだが、実際業務経歴書にまとめてみると満更捨てたものでもないと思えるようになった。これは商品説明のようなものであるため、構造として経歴の肯定的な側面にフォーカスすることになる。キャリアの7割が火消し(わやくちゃになったプロジェクトを立て直す、という意味のジャーゴン)だったのだが、不思議と後悔はない。ただ、恐らく今後同じ過ちを繰り返すであろう人間、カインの仔らに対する憐れみと哀しみがあるばかりだ。

 

 諸賢も"面白いから笑うのではなく、笑うから面白いのだ"と聞いたことがあるだろうと思う。これは近年科学的に実証されてきているらしい。すなわち、"強いから態度がデカいのではなく、態度がデカいから強いのだ"と応用出来る。TEDにてそのようなスピーチがあったので、興味がある方はご覧になることをお勧めする。私は面接に臨む際、胸を反らしたり腕を大きく広げたりしてリラックスすることを心掛けた。なお、面接中に横柄な態度をとったわけではない。

 

 ここまで準備すると、後は面接は楽しくセッションするだけだと考えていい。楽しいセッションにならなかったのであれば、結局は気が合わないのでその案件は捨てて構わない。共感し、笑顔で居ればそのうち話が弾んでくるので、こちらの出来ること、希望を素直に述べた。

 

 注意すべきは相手がある答えを言わせたがっている質問だ。例えば"どのぐらい体力がありますか?"等。要するに残業させたいわけだ。その類の質問にはアンテナを立てておくべき。許容範囲か否かで判断するといい。あとはまぁ、"なーんか世界とか救いてぇなー"くらい考えとけばよいのでは?

 

 なお、先述のTEDではなく、全く意味のないTEDのプレゼンテーションはこちら