タモリ式入浴法を試してみよう

　せっかくお暇をいただいているので、前から興味があったタモリ式入浴法を試してみている。詳細は諸説あるため、検索して欲しいが、だいたいの骨子は下記のようなものらしい。

1. 湯船に充分つかる
2. 石鹸を使わない

　ご覧の通り、フルタイムで仕事していると衛生的な観点でかなり抵抗があるが、何やら具合がいいらしいし、そもそも石鹸やシャンプーで根こそぎ油分を落としたあと化粧水やコンディショナーで油分を足すことに、"品質の悪いシステムを納品し、改修案件で稼ぐ"みたいな不合理を感じていたので踏み切った次第。現在2週間目だが、私がどんなやり方をしているか、また、その結果どう変化したかをご報告したい。

やり方

　充分に湯船につかる。10分～12分が適度とされているようだ。私は加えて汗が流れ落ちる程度に暖まることも指標の一つとしている。頭の中でBUCK-TICKの曲を何曲か反芻しているとだいたいこのような状態になる。また、石鹸を使わないっつったって首の上はどうするか等の問題に関して、私は原理主義的に一切石鹸を使わないで試してみている。整髪料が残っている場合にのみシャンプーを使った。耳の後ろ、首筋、四肢の陰になりそうな部位、足に関してはやや強めにタオルで拭く方法を採っている。

変化 

　体臭が減った気がする。強いてあげるならばお湯の匂いがする。そもそも喫煙者であり嗅覚が当てにならない、自分の体臭のことなんか自分で解らないだろ、という反論は可能だけど、衣服の臭いや石鹸の臭いに非常に敏感になった。今まで随分香料で誤魔化して来たっぽいことが分かる。また同居人に確認してもらったところ「朝に嗅ぐナパームの臭いは最高だ。勝利の臭いがする」等の苦情は来ていない。不安なときはコロンを潜るくらいすればOKっぽい。

　皮膚が鋭敏になった。頭部にせよ顔にせよ身体にせよ、お風呂に入ると汚れが落ちてさっぱりした感覚がある。清涼剤のようなものを使っているわけではないので信頼出来るものとし、これも身体を洗う際の一つの指標にしている。物足りないときは強めに拭く、または汚れた感じがしたらお湯で流すくらいで非常にさっぱりする。

　汗がサラサラになり膚がしっとりした感じがある。元々汗の変わりにタールが出たり膚が乾燥して辛い等の問題は抱えていなかったので、ここら辺に関しては目覚ましい成果かと聞かれると正直よく分からないが、人の顔に見える腫瘍が出来て血膿を吐きながら哄笑する様なことは起こっていない。ただ、ふぁさふぁさの猫毛だったのが少し落ち着いたのは嬉しい。今のところ、そのことにより大河のような抜け毛が発生するということも起こっていない。

結論

　今のところ劇的な変化は見られないが、何だかお風呂が楽しいので少しおすすめ。