Conversation about the kingdom of fire

Ideas NOT worth spreading、お前の悪口、そしてお前の肉親の悪口

過払い、未払い、善を成すこと

 前職での職務としては総務、新規事業の立ち上げ(実のところ会社の立ち上げ)、研究開発センター所長、プロジェクトマネージャー、システムアーキテクトシステムエンジニアプログラマ、マーケティング補佐としてのセールスエンジニア及びエヴァンジェリストを同時並行で担当しており、無理が祟って大破という形になった。こうして列挙しただけでフルスタックっぷりに震えて来る。指揮と突撃手と狙撃手を同時にこなせるわけないだろ。

 

 学び得たこととしては「プロジェクトマネジメント、マーケティングを行うにあたり戦争を学ぶ必要がある」ということ。PMBOKなどがもてはやされているが、それはあくまでFact Controlのツールであり、ツールであるだけにかなりのところ自動化出来るし、そうする必要がある。問題はその後の問題解決と合意形成である。その時点で戦略 / 戦術を強く意識する必要が出て来る。悪を呑んで善を成す必要がある。

 

 それはそれとして給料を払う払わないでちょっとした揉め事が起こったので後学のためにも記しておきたい。

 

  <背景>
   ・未払いの給料を請求したら過払いのため相殺して払わないとのご返答。

 

 意味が分からなかったので在職時の口座の通帳記帳を行い、振込を全て洗ったところ、過払いと思える箇所がない。再度問い合わせたら意味の分からない仕訳をしていたため、途方に暮れる。正直早く縁を切りたかったし、こちらから取られることもなさそうなので放っておくことも出来たのだが、悪に屈するは悪に同意するも同じと決し、以前同じプロジェクトでタッグを組んだの自称"流しのビジネスアーキテクト"氏にご相談する。私の会計知識では先方の言い分がどうなのか見当もつかないからだ。

 

  <相談内容>
   ・そもそもこんな仕訳は適切なのか
   ・合意なしの過払相殺は違法である認識なのだが、正当なのか。

 

 お答えとしてはそもそも誤仕訳であるとのことで、前職との合意形成にあたって仲介に立って下さることになった。プロジェクトを転々としているとこのようなことがあるのか、とちょっとした感慨。持つべきものは"流しのビジネスアーキテクト"の知り合いだ。冗談はさておき、こういう場合、人的な援助を乞う、第三者に介入してもらうことが問題解決の鍵であるようだ。結果として過払いという言い分は棄却され、未払いの給与を奪還する運びとなった。

 

 巨悪を打ち倒したような達成感があるため、いっそ刺青でもしてしまおうか、という勢いだ。文様はずっと前から決めている。右肩に"God is in his heaven and all's right with the world"、左肩に"Dunkel ist das Leben, ist der Tod"、そして背中に8つに割れた腹筋の絵柄だ。これが私の復讐の在り方なのだ。